世界一有名なビーグル犬のスヌーピーは、漫画『ピーナッツ』の主人公ではありません。
だからと言って、「主人公は誰?」と今さら聞くのも恥ずかしいですよね。
今回は、漫画『ピーナッツ』の本当の主人公は誰なのか、スヌーピーはなぜ主人公と勘違いされたのかを解説していきます。
記事を読んだら、日本でスヌーピーが人気になったのかもわかっちゃいますよ。
スヌーピーは影の主人公!『ピーナッツ』の本当の主人公はこの人

漫画『ピーナッツ』の主人公は、チャーリー・ブラウンです。チャーリー・ブラウンのイラストがこちら。
チャーリー・ブラウンが主人公というのは、Wikipediaでも確認できます。
チャーリー・ブラウン(Charlie Brown)は漫画『ピーナッツ』及びアニメ『スヌーピーとチャーリー・ブラウン』の主人公である。
引用:Wikipedia
スヌーピーは脇役ですが、活躍が目立つので主人公と間違えてしまいます。スヌーピーは主人公を食ってしまったキャラクターと言えますね。

初めてスヌーピーが主人公じゃないって知った時びっくりしちゃった。

2022年のピーナッツ検定公式ガイドブックの『SNOOPYパーフェクトガイド』にも、主人公はチャーリー・ブラウンって書かれているよ。
スヌーピーに尽くし過ぎる主人公のチャーリー・ブラウン

チャーリー・ブラウンの愛情が、スヌーピーを主人公に引き立てる結果となっています。
スヌーピーの飼い主はチャーリー・ブラウンです。チャーリー・ブラウンがスヌーピーへ献身的に尽くす姿は、飼い犬とは思えない程。スヌーピーのご飯が濡れないように傘をさすチャーリー・ブラウンの漫画です。
スヌーピーの食事中に傘をさすチャーリー・ブラウン。スヌーピーに気持ちよくご飯を食べてもらいたかったのでしょうね。スヌーピーを大切な存在として考える、チャーリー・ブラウンの優しさがわかります。
チャーリー・ブラウンの行動は、スヌーピーを輝かせる脇役のよう。チャーリー・ブラウンの優しさが、スヌーピーを主人公と勘違いさせると考えられます。

チャーリー・ブラウンのスヌーピーに対する愛情が、主人公として裏目に出ちゃってるのね。
飼い主の名前を覚えないスヌーピー

チャーリー・ブラウンの献身的な愛情に、スヌーピーは理解しながら冷静な対応をしています。
実は、飼い主の名前を覚えていないスヌーピー。チャーリー・ブラウンへクリスマスプレゼントを渡す漫画で確認できます。
スヌーピーからのクリスマスプレゼントに喜ぶチャーリー・ブラウン。カードに書かれた「丸頭の子」が自分とわかり、「飼い主の名前を忘れない犬だったら良かった」と嘆いています。
クリスマスプレゼントを渡しているので、チャーリー・ブラウンの献身的な愛をスヌーピーは理解しているよう。でも、肝心の飼い主の名前を覚えていないなんて、チャーリー・ブラウンとスヌーピーの関係には、ちょっと距離があるみたいですね。

嘆いてるチャーリー・ブラウンの遠い目が何とも言えないね。

スヌーピーのモデルとなった犬のスパイクは、人間の言葉を理解する程賢かったんですよ。
『ピーナッツ』の相関図でわかる主人公

チャーリー・ブラウンを中心にしたキャラクターが『ピーナッツ』に登場します。上記の図は、簡単な相関図です。
お気に入りの毛布で有名なライナスや、勉強を苦手とするペパーミントパティは、チャーリー・ブラウンの友達です。スヌーピーはチャーリー・ブラウンの友達といることもありますが、基本的にチャーリー・ブラウンを介した関係となっています。
スヌーピーと直接関係のあるキャラクターは、チャーリー・ブラウンを除くと少なめ。
- ウッドストック
- スヌーピーの兄弟
- テニス混合ダブルスのチームメイトと対戦相手

テニスで混合ダブルスのチームメイトのモリー・ボレーは、スヌーピーに初めてチョコチップクッキーをあげた人なんだよ。
『ピーナッツ』には多くのキャラクターが登場するので、チャーリー・ブラウンの顔の広さがわかりますね。

スヌーピーを仲間として扱うチャーリー・ブラウンの友達は、心の広い人たちよね。
スヌーピーが主役じゃないとわかる『ピーナッツ』第1話

漫画『ピーナッツ』連載開始の第1話に、スヌーピーは登場しません。第1話に登場するのは、チャーリー・ブラウンとシャーミーとパティです。第1話がこちら。
4コマ漫画としてスタートした『ピーナッツ』。チャーリー・ブラウンが登場するのは、最初の2コマまで。全てのコマに登場するのは、シャーミーとパティ。チャーリー・ブラウンは、連載初回からちょっと残念な登場となっています。


チャーリー・ブラウンが主人公の漫画なのに。
では、第1話に登場しないスヌーピーの初登場はいつだったのでしょうか。
スヌーピーの初登場は第3話


スヌーピーの初登場は、連載開始から2日後の第3話。初登場の漫画がこちらです。
セリフもなく、4つの足で歩くスヌーピー。頭についた花が可愛らしいです。


そのおかげで水をかけられちゃってますね。
当時のスヌーピーには名前がなく、通常の犬として登場していました。スヌーピーと呼ばれるようになるのは、1950年11月10日から。スヌーピーは連載当初、控えめの活躍だったんです。
このことから、第1話から登場するチャーリー・ブラウンが『ピーナッツ』の主人公と確認できます。
漫画『ピーナッツ』で活躍するスヌーピーが電子書籍になった記事は、こちら↓から確認できますよ。
次は、日本でスヌーピーが有名になった経緯についてご紹介していきます。
日本でスヌーピーを有名にしたのはグッズ販売だった?!


スヌーピーが主人公と勘違いされるきっかけは、スヌーピーのグッズが好評だったからと考えられています。
日本に『ピーナッツ』の漫画が上陸したのが1969年。翌年の1970年にスヌーピーのぬいぐるみが販売されました。その後色々な会社がスヌーピーグッズを売り始めます。


チャーリー・ブラウンより、スヌーピーのぬいぐるみやグッズが先だったんですね。
スヌーピーは、『ピーナッツ』の登場キャラクターというより、雑貨グッズのキャラクター(ファンシーグッズ)として有名になりました。そのせいで、『ピーナッツ』の主役チャーリー・ブラウンの知名度が上がらなかったと考えられます。
では、日本で最初に販売したスヌーピーについてご紹介していきます。
日本で最初に販売したスヌーピーのぬいぐるみ


日本で最初にスヌーピーのぬいぐるみが販売されたのは1970年4月。販売した会社は、子供服を扱うブランドのファミリアです。


兵庫県の神戸周辺は、スヌーピーファンが多いって言われてるんだよ。ファミリアは神戸の会社で、スヌーピーが身近にあったんだって。羨ましいなぁ。
ファミリアがスヌーピーを販売したのは、創業者板野惇子さんの長女のおかげ。
長女の光子さんは、アメリカへ留学した時スヌーピーを知り、すっかりファンになってしまったそう。スヌーピー好きは日本に戻ってもおさまらず、両親にスヌーピーを紹介するほど。スヌーピーを気に入った板野夫妻は、ライセンス申請を行い商品の販売を始めたそうです。
1970年のぬいぐるみ販売当時、スヌーピーは知られていなかったので、月30個程度しか売れませんでした。売れない中でも板野惇子さんは、スヌーピーが人気になると予想。
3年後の1973年には、板野惇子さんの予想通りスヌーピーのぬいぐるみは、年間11万個売れるほどの人気商品に。年間11万個は、月にすると9,200個近く。当初の月30個から考えると300倍以上売れたことになります。
販売当時、スヌーピーの模様は尻尾のみで、背中の黒い模様はありませんでした。


尻尾の黒いスヌーピーのぬいぐるみは、販売当初のものだったんですね。


ファミリアでのスヌーピーの取り扱いは2019年3月31日で終了しちゃったんだ。残念。
ファミリアのスヌーピーぬいぐるみが人気となった頃、あのファンシーショップもスヌーピーグッズを売り始めます。
サンリオでも売り始めたスヌーピーグッズ


ファンシーショップで有名なサンリオも、スヌーピーグッズを売り始めた会社。
当時スヌーピーは人気商品だったようで、サンリオが発行する『いちご新聞』の表紙に登場していました。スヌーピーが表紙となったのは、1975年の『いちご新聞』創刊号。実際の表紙がこちらです。
『いちご新聞』のタイトルに、スマートなスヌーピーと犬小屋が新鮮です。記念となる創刊号の表紙がスヌーピーだったなんて意外ですよね。


『いちご新聞』の表紙がサンリオキャラクターじゃなかったことにビックリ。
サンリオのオンラインショップでは、今でもスヌーピーグッズを販売しています。スヌーピーは、ファンシーショップの有名ブランドでも購入できちゃうんですね。


サンリオキャラクターとスヌーピーが一緒だと、漫画って気づかないかも。「スヌーピーはなぜ『ピーナッツ』?」って疑問に思う人がいるのも納得。
まとめ


『ピーナッツ』の主人公と、スヌーピーが主人公と勘違いされる理由をご紹介してきました。
- 『ピーナッツ』の主人公はチャーリー・ブラウン
- チャーリー・ブラウンが主人公として輝けないのは、スヌーピーに尽くし過ぎるせい
- ファンシーグッズとして売り始めたスヌーピーは、主人公と勘違いされやすい
日本では、ファンシーグッズで有名になったスヌーピー。漫画のキャラクターと知れ渡るのが後だったため、主人公と勘違いされやすいと考えられます。
スヌーピーのコラボグッズは毎年発売されるので、今後も勘違いする人が出る可能性はあります。でも、優しいチャーリーブラウンは、スヌーピーの活躍を喜ぶかもしれませんね。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。