チョコチップクッキーは、スヌーピー(SNOOPY)が好きな食べ物。スヌーピーがチョコチップクッキーを食べるイラストってよく見かけますよね。
スヌーピーは連載当初、チョコチップクッキーを食べていませんでした。スヌーピーが初めてチョコチップクッキーを食べたきっかけって何でしょう。
今回は、スヌーピーが最初にチョコチップクッキーを食べた時期とエピソードについてご紹介していきます。
予想外の展開に驚きますよ。
スヌーピーが初めてチョコチップクッキーを食べたエピソードはテニス
スヌーピーがチョコチップクッキーを初めて食べたのは、1982年4月22日。食べるきっかけとなったエピソードは、テニスの混合ダブルスの試合です。
チョコチップクッキーをくれたのは、太っていることを気にする負けず嫌いの女の子モリー・ボレー(Molly・Volley)です。
チャーリー・ブラウンじゃないんだ。
1982年4月12日、モリー・ボレーはテニスの混合ダブルスのパートナーに、スヌーピーを誘います。スヌーピーはモリー・ボレーと一緒にテニスの練習を行い、試合当日を迎えます。
スヌーピーとモリー・ボレーの相手はクセ強ペア
スヌーピーとモリー・ボレーの1回戦の相手は、泣き虫な女の子「ブービー(BOOBIE)」といんちきコールをする男の子「ベニイ(BENNY)」。
ブービーはすぐ不平を言う女の子で、ベニイは試合で「アウト」ばかり言う男の子という、クセ強ペアなんです。
試合の始まる前から波乱が。試合開始前のあいさつで、モリー・ボレーを「太い足」とベニイがからかいます。負けず嫌いなモリー・ボレーは、ベニイの口を叩いて黙らせるという実力行使に。
試合前からトラブルとは。ちゃんと試合できるか不安になってくる。
混合ダブルスの試合とチョコチップクッキー
トラブルはありましたが、テニスの混合ダブルス第1試合が始まります。第1ゲームは、スヌーピーとモリー・ボレーのコンビがストレートで勝利します。
試合がちゃんと始まって良かった。
ここで初めてチョコチップクッキーが登場します。
チョコチップクッキーは、モリー・ボレーが持ってきたもの。第2ゲーム前の休憩中に、チョコチップクッキーをスヌーピーと分け合います。実際の漫画がこちら。
モリー・ボレーがくれるチョコチップクッキーを、スヌーピーが嬉しそうに食べています。初めて食べるチョコチップクッキーの味に大満足なようす。
スヌーピーはクッキーを食べたことあったけど、チョコチップクッキーはこの時初めてだったんだよ。食いしん坊で好きな食べ物が沢山あるのに、意外だよね。
プロテニスの休憩中に食べるのは、甘い食べ物や簡単に栄養補給できるもの。モリー・ボレーは、甘いチョコチップクッキーで栄養を補給できると考えたのでしょうね。
ゲーム勝利後に食べるチョコチップクッキーは、モリー・ボレーにとっても美味しかったことでしょう。
スヌーピーとモリー・ボーレーがチョコチップクッキーを食べてる姿って、試合の合間と思えない程まったりしてる。
休憩時間が終わり、第2ゲームも何事もなく進みます。
試合とスヌーピーの雲行きが怪しくなるテニスの第3ゲーム
試合の第2ゲームも、すんなり勝利したスヌーピーとモリー・ボレー。
第3ゲーム前の休憩中に食べるのもチョコチップクッキー。「有利にゲームを進めよう」と気合が入るモリー・ボレーから、スヌーピーは笑顔でチョコチップクッキーを受け取ります。
モリー・ボレーは、休憩のたびにチョコチップクッキーを食べるつもりなのかしら。
スヌーピーとモリー・ボレーのリードで試合が進み、第3ゲーム勝利目前という場面で波乱が。きっかけは、スヌーピーが撃ち返したボールがネットの上で動かなくなったことでした。
ネットの上で全く動かないボールを選手全員が不思議そうに眺める姿に、見てるこっちも「?」になったよ。
動かないボールをめぐり、モリー・ボレーと対戦相手の泣き虫ブービーの意見がぶつかります。お互いの一歩も譲らない内容に、試合は一時中断となってしまいます。
モリー・ボレーと泣き虫ブービーの意見がこちらです。
意見 | |
---|---|
モリー・ボレー | ボールが落ちるまで待つ |
ブービー | ボールがネットを超えてない (自分たちの得点) |
トラブルの原因を作ったスヌーピーは、ボールの行方で試合の結果が変わってしまう大事な場面なのに現れません。
スヌーピーはモリー・ボレーのチョコチップクッキーを食べるため、コートを離れていました。食いしん坊のスヌーピーは、試合よりチョコチップクッキーを優先したようです。
揉め事のきっかけはスヌーピーなのにマイペースね。
紙袋に鼻をつっこんで食べるほど、チョコチップクッキーが気に入った様子だったよ。
膠着状態となった試合の仲介に現れたのは、ルーシーの弟ライナスでした。
トラブル解消!スヌーピーとモリー・ボレーの試合結果は?!
全米テニス協会の意見でトラブルは解消したものの、スヌーピーとモリー・ボレーは試合に負けてしまいました。
なかなか落ちないネットのボールとトラブル解消のため、ライナスが全米テニス協会に電話で相談します。
相談が終わりテニスコートに戻ったライナスは「レット」を提案します。レットとは、ゲームをやり直すことです。
プレーをやり直すこと。~中略~ また、プレー中に他のコートからのボールや、その他プレーの妨げとなるものが入ってきたり、身に付けているものや持っているボールを落とした場合などにもコールされ、ファーストサービスからまたはセカンドサービスがレット (let) になった場合はセカンドのやり直しとなる。
引用:Wikipedia
今回の場合なら、ボールが落ちてこないトラブルをなかったことにし、サーブからゲームをやり直すことです。
テニスの専門家に相談するライナスって賢い。
ライナスの提案に納得したモリー・ボレー。試合再開はスヌーピーのサーブから。そこで初めてスヌーピーがコートにいないと気づきます。
モリー・ボレーが見つけたのは、ベンチで辛そうに横たわるスヌーピー。
試合が中断している間に、モリー・ボレーのチョコチップクッキーを全て食べてしまったのです。食いしん坊のスヌーピーでも、食べすぎで具合が悪くなり、動けなくなってしまったようです。
動くことのできないスヌーピーのため、試合は続行できず棄権扱いに。1ゲーム2ゲームと勝利していたにも関わらず、スヌーピーとモリー・ボレーのペアは不戦敗となってしまいました。
モリー・ボレーが空になったチョコチップクッキーの袋を持って、「やりきれない」と言うのも納得です。
食いしん坊のスヌーピーでも、全部食べたら具合悪くなっちゃったのね。モリー・ボレーは、どの位チョコチップクッキー持ってきてたのかしら。
モリー・ボレーも、自分が持ってきたチョコチップクッキーのせいで試合に負けると思っていなかっただろうな。
スヌーピーとモリー・ボレーのダブルスの試合の全てが知りたくなったら、全ての話を読めるこちらの記事もおすすめです。
スヌーピーの対戦相手はチョコチップクッキーだった?!
1回戦で不戦敗となってしまったスヌーピー。試合が終わっても体調は戻らず、スヌーピーはぐったりしたまま犬小屋に戻ってきます。
チャーリー・ブラウンが試合の結果を聞くと、スヌーピーの返事は「チョコチップクッキーのストレート勝ち」。スヌーピーにしてみたら、テニスの試合で負けるより、チョコチップクッキーの食べ過ぎで具合が悪くなった方が悔しかったのかもしれません。
ひらも結婚式の食事会の時、食べすぎて具合悪くなってたなぁ。身内だけの食事会でも全部食べる人は珍しいよ。
メイン料理まで調子よかったのに、食べすぎて具合悪くなっちゃったのよ。最後のケーキおいしかったのに、食べきれなかったのが今でも悔しいわ。だから、スヌーピーの気持ちわかるのよね。
スヌーピーとチョコチップクッキーをもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。
まとめ
スヌーピーが初めてチョコチップクッキーを食べた日とエピソードについてご紹介してきました。
- スヌーピーがチョコチップクッキーを初めて食べたのは1982年4月22日
- 食べたきっかけはテニスの休憩中のおやつ
- チョコチップクッキーを食べすぎでスヌーピーは試合を棄権した
食いしん坊なスヌーピーでも、食べすぎると具合が悪くなることってあるんですね。スヌーピーの新しい一面が見れました。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。